細工は、一見して簡単に思えますが、その工程は数年に及ぶ歳月をかけ、ざっと数えても35以上の手間をかけて仕上がります。 碁盤・将棋盤は三百年、四百年を生きてきた木の歴史を感じつつ、細工職人の腕が入って初めて盤に生命が宿るといっても過言ではありません。 原木の見立てから乾燥、細工まで、子供を手塩にかけて育てるようなもので、盤が売れていくときには、娘を嫁にやるような、そんな複雑な気持ちになる時もあります。